しっかりフィットする入れ歯(義歯)の製作
このようなお悩みはございませんか?
- 現在使用している入れ歯が合わない
- よく噛める入れ歯を作りたい
歯を失ってしまった場合、その機能を回復させるための治療にはいくつかの方法があります。当院では入れ歯を製作する際、患者様にご満足していただける治療をご提供できるよう、考えられる治療の選択肢やそれぞれの特徴について詳細にご説明させていただいております。
患者様がどのような治療法を選ばれた場合でも、当院の持つ技術力を最大限発揮し、使用感良く長く快適に使い続けられるような優れた入れ歯をご提供いたします。
入れ歯の種類
保険義歯
入れ歯を初めて使うという方におすすめ
保険適用で治療することができるのが保険義歯で、プラスチック素材でできている入れ歯です。入れ歯を初めて使用されるという場合には、入れ歯に慣れるためにもこちらの保険義歯をお勧めしています。
また、今後より良い入れ歯を製作したいという場合にも「仮入れ歯」としてこの保険義歯をお使いいただきます。
保険義歯には下記のような欠点があります。
- 設計が決まっている(個々の状態に対応できないことがある)
- プラスチックは耐久性が低いため、分厚くしなけれなならない
- プラスチックのため臭いや汚れがつきやすい
金属床義歯
食べ物の温度が感じられる入れ歯
薄いため違和感が少なく、丈夫でたわまず、食べ物の温度を感じられる上級の入れ歯です。
床(顎の密着する部分)が金属でできているのが金属床義歯で、薄くても強度があるため安定しており、快適に使うことができます。プラスチック製の保険義歯との大きな違いは、床部分が薄いということです。装着時の違和感も少なく、会話や食事にも支障が出ません。飲食物の冷たさや熱さを感じられるなど熱伝導性に優れているため、食べ物をより美味しく味わっていただくことができます。また、耐久性も高いため中には一度作ってから20年近くも使い続けているという方もいらっしゃいます。
ノンクラスプデンチャー
気になる見た目を改善する入れ歯
通常の入れ歯は安定させるために金属の留め具を使用していますが、ノンクラスプデンチャーは金属の留め具を使用していない入れ歯です。弾力のあるプラスチック樹脂を使っており、目立たないため入れ歯を装着していることに気付かれにくいという利点を持っています。
しかし、欠点もありますので、選択する前にしっかりと把握しておくことが必要です。
- しっかり噛めない(留め具がないため安定せず支持機能が無いため)
- 修理できない(弾性があるものは修理材料を接着することができないため)
- 虫歯や歯周病になりやすい(歯の周囲を囲むような形になっており、歯周組織に良くない)
- 耐久性が低い(弾性のあるものは非常に弱く、定期的に作り変える必要がある)
上記のように、ノンクラスプデンチャーは入れ歯としての噛み、食事をするという機能を回復させるためのものではなく、「見た目の改善を図る入れ歯」とも言えます。
他にしっかり噛んで食事をすることができる入れ歯をお持ちの場合、ノンクラスプデンチャーをスペアとして持つことはいいかもしれません。
サーモセンスデンチャー
金属を使わない高い審美性を誇る入れ歯
サーモセンスデンチャーという入れ歯は金属の留め具がなく、金属アレルギーの心配もないため金属アレルギーの方も安心です。
「軽い」「薄い」「丈夫」「しなやか」「快適」という5つが揃った今までにない入れ歯です。しなやかで柔軟なためしっかりとお口の中でフィットして安定するため、違和感がほとんどありません。金属の留め具もないため非常に目立ちにくく高い審美性を誇り、美しく自然な見た目の入れ歯です。
サーモセンスデンチャーとは
従来の入れ歯で使用していたような金属の留め具は、サーモセンスデンチャーでは使用しません。お口を大きく開けて思いっきり笑ったとしても金属の留め具が見えてしまうことがないため、自信を持って笑顔になることができるようになります。何も気にすることなく自然に笑うことができるというのは、非常に幸福なことです。当院では、ベルテックス社製のナイロン12を基に共重合体ポリマーを付加した強化ポリアミド樹脂を使ったサーモセンスデンチャーを取り扱っております。歯茎に自然な透明感が生まれるためお口元が美しくなります。
審美性だけでなく機能性、生体親和性にも優れており、薄くて軽く、柔軟性が適度にあるため割れにくく、付け心地も快適です。汚れにくく変色も起こりにくいため、お手入れも簡単に行うことができます。
サーモセンスデンチャーの特徴
- ナイロン12をもとにして共重合体ポリマーを付加した強化ポリアミド樹脂
- カラーバリエーションが15色と豊富で、幅広い技工物に使用することができる
- ポリアミド樹脂の中でも最も吸水性が低く、最も比重が軽い
- プライマーを使用した修理やシリコンリライニングができる
- バイトスプリントが割れないテンポラリークラウンが壊れない
- 金属床、アクリルレジン、メタルレストと組み合わせできる
- たわみに強く丈夫で、柔らかすぎない
- 形成収縮率1.0%以下というポリアミド樹脂の中でも最も小さな形成収縮率による抜群の適合性
- 金属アレルギーの方でもノンメタルの義歯を作製できる
- 残留モノマー0%でモノマーアレルギーにも対応
- 義歯洗浄剤を選ばずお手入れも簡単
- 変色しない
- サーモセンス樹脂2色以上のコンビネーションが可能
- アクリルレジンに比べ、耐衝撃性が5倍以上
- 厚みによってリジッドなフレームワークを弾性のあるクラスプを設計することができる
咬合調整
シンラシステムの導入
- 他の歯科医院で治療した部分がしっくりこない感じがする
- 原因不明の頭痛・肩こりに悩まされている
- 入れ歯調整を行うために何度も通院したくない
このようなお悩みを「色んな歯科医院に通っても治らないからもうどうしようもない」と諦めてしまってはいませんか?
当院ではお口やお顔全体のバランスを整える治療のため、シンラシステム(SHIILA SYSTEM)を導入しています。悪い部分のみを治すという治療は、その場しのぎにはなるかもしれませんが、いずれお口全体のバランスを崩してしまう可能性があります。
噛み合わせというのは、人間の身体にとって非常な重要な働きをしているものです。しかし、そのバランスが毎日の生活習慣や様々な要因によって少しずつ崩れてしまうと肩こり・頭痛・めまい・体調不良など身体全体の健康にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
お口のバランスを整える
本来、お口の中というのは左右対称になっていますから、入れ歯が痛い、上手く噛めないというのは左右対称や左右の高さなどお口の中のバランスが崩れてしまっており、歯やお口がしっかりと本来の働きができていないというのが大きな要因となっています。
例えば片手でだけで重い荷物を持っている時、だんだんと辛くなってきて反対の手に持ち替えるということがありますよね。バッグであれば持ち替えるだけで負担のバランスを変えることができますが、お口の中の場合は自分ではどうすることもできません。
噛み合わせだけでなく筋肉の動きも考慮されたシンラシステムによる治療は、お口を1つの臓器としてとらえ、治療を計画的に行っていきます。快適な生活を送るためにもお口全体のバランスを整えませんか?